ごあいさつ

このたび,特定社会保険労務士の付記を受け,個別労働紛争の解決手続である「あっせん」「調停」の代理・サポートの業務を新たに開始しました。

労働局等における「あっせん」や「調停」の手続は,裁判外紛争解決手続(ADR)の理念に基づき制定された「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」が規定する労働紛争解決のための制度です。裁判によらず,あっせん委員等の第三者が紛争の当事者の間に入り,話し合いによる和解を目指す行政の制度です。

しかし,裁判と比べて迅速で経済的負担が少ない制度が用意されているにもかかわらず,労働局での相談受付件数に対し,あっせんで和解に至る件数は非常に少ないのが実情です。また,和解での解決金の水準も非常に低額なものとなっています。

その理由として考えられることは,あっせんの申請人となる労働者が,申請書の作成や法的論点の整理等の準備に気後れしてあっせんの申立て自体が進まないこと,弁護士や特定社会保険労務士をあっせん手続の代理人として選任するケースが稀であること,そしてその結果として,相手方に対する法的主張が十分にできないために解決金の水準が低くならざるを得ないこと等です。

私は,あっせん等の制度がもっと広く利用されるようになれば,労働者が泣き寝入りするケースが減り,より多くの労働問題が解決されると思いますし,さらには,特定社会保険労務士等の専門家があっせん手続きにもっと関与するようになれば,労働者の皆さまにとってより納得感が得られる解決が図れるのではないかと考えます。

弊所としましても,労働者の皆さまの権利と正当な利益の実現に寄与できるよう,日々精進してまいります。

ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

プロフィール
Profile
特定社会保険労務士 吉塚 一宣
経歴
1964.10 東京都品川区に生まれる
1988.4 大学卒業後,ラオックス(株) 入社
1992.4 (株)セブン-イレブン・ジャパン 入社
直営店3店舗勤務の後,長野県東信エリアでOFC(店舗経営相談員)を9年間務める。
その後,ソフトバンクBB(株),長野県内の中小企業(製造業)で営業職を経験
2008.2 長野県上田市内のセブン-イレブン加盟店のオープンと同時に店長を務める
2014.11 コンビニ経営アドバイザーとして独立し,コンサルティング事務所を開設
2016.11 第48回社会保険労務士試験合格
2017.8 社会保険労務士登録,社労士事務所を開設
2021.3 第16回紛争解決手続代理業務試験合格
2021.4 特定社会保険労務士登録(付記)